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糸状菌におけるジベレリン生合成酵素遺伝子クラスターの化学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 13760089
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関東京農工大学

研究代表者

川出 洋  東京農工大学, 農学部, 助手 (20291916)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードbiosynthesis / cytochrome P450 / GC-MS / gibberellin / monooxygenase / Pichia pastoris / recombinant protein / 環化酵素 / ゲノム / ジベレリン / 植物ホルモン / 生合成 / テルペノイド / モノオキシゲナーゼ / Phaeosphaeria sp. L487
研究概要

Phaeosphaeria sp. L487株由来のジベレリン生合成酵素遺伝子クラスターから,生合成後期ステップに関与する20-oxidase (Ph20ox)をコードすると考えられる遺伝子の機能解析を進めた.
ゲノムDNA上の配列からプライマーを設計し,RT-PCR,5'-RACE,3'-RACE等から完全長cDNA配列を決定した.完全長cDNA1761bpのうちタンパク質翻訳領域は1584bpで,膜結合型cytochrome P450モノオキシゲナーゼとして528アミノ酸残基をコードしていた.Ph20oxのアミノ酸配列は,イネ馬鹿苗病菌Gibberella fujikuroi由来の20-oxidaseと52%程度の相同性があった.異種タンパク質の形でPh20oxの酵素機能を調べるため,Ph20oxをメタノール資化性酵母用のベクター(pPICZ-B)に組み込み,メタノール資化性の高いPichia pastoris SMD1168株と資化性の低いP. pastoris KM71株を形質転換した.得られた形質転換体それぞれ1菌株ずつを用いて組変えタンパク質生産誘導とともにジベレリン基質・GA_<12>を添加して6日間培養を続けたところ,GA_<12>の代謝物としてGA_9 and/or GA_<25>をGC-MS分析により同定した.以上の結果より,カビ由来の20-oxidaseの酵素遺伝子の機能について異種タンパク質発現系を用いて初めて証明できた.現在,詳細な酵素反応解析ができるように,セルフリー系での実験の可能性を検討している.
さらに,ジベレリン20-oxidaseがカビと植物とは全く異なる酵素種で関与していることに注日して,植物体内でカビ由来の膜結合型モノオキシゲナーゼタイプの20-oxidaseが成長制御に関与できるかどうかを調べるために,植物発現用コンストラクトを調製した.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 出川 洋, 豊増知伸, 神谷勇治, 佐々武史: "糸状菌由来のジベレリン生合成酵素遺伝子と機能"日本農芸化学会誌. 76巻・12号. 1195-1198 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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