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海藻の食物繊維ならびにポリフェノール化合物の消化管内における有用性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13760154
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関東京水産大学

研究代表者

吉江 由美子  東京水産大学, 水産学部・食品生産学科, 助手 (40293097)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード海藻 / 食物繊維 / ポリフェノール / 動物実験 / 細胞培養
研究概要

これまでは主に日本産の食用海藻を試料として食物繊維ならびにポリフェノール化合物の分布を調べましたが、それに加えて熱帯地方であるインドネシア産の海藻に付いても分析を行い、日本産の試料と同様に陸上植物に比べて多量の水溶性食物繊維を含むこと、異なる種類のポリフェノールを多く含むことが明らかになりました。この結果に基づいて、インドネシア産海藻由来のポリフェノール成分の抗酸化性を油エマルジョンの酸化モデルを用いて検討し、2002年4月に奈良で開催された日本水産学会において発表しました。一方、これらの海藻の加工に視点を置き、食物繊維の粒子のサイズが異なることでどのように水溶性食物繊維の溶出が異なり、また水溶性食物繊維の粘性によってそれらの生体に及ぼす影響が異なるのかをラットを用いた動物実験で検討し、これも同学会で発表しました。
引き続いて海藻成分が腸管内でどのように生理効果を発現しているのかを明らかにするため、腸管細胞であるCaco-2を購入し、この培養系において海藻成分を共存させた場合にどのような影響が細胞に現れるのかを検討しています。具体的にはCaco-2を培養し、腸管内でごく一般的に生じる酸化損傷を過酸化水素を用いて引き起こします。その培養系に海藻のポリフェノール化合物を添加することでこの損傷が改善されることなどを明らかにすることを試みています。このような実験系において、DNAラダーやキットによる染色によるアポトーシスの検出などを行い、これらの要因となった物質を防ぐために望ましい海藻成分を明らかにできることを期待しています。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Wei Wang, 吉江由美子, 鈴木健: "ラットに投与した粘度の異なるアルギン酸塩の消化率およびその脂質代謝への影響"日本水産学会誌. 69(1). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] W.Wang, M.Onnagawa, Y.Yoshie, T.Suzuki: "Birding of bile salts to soluble and insoluble dietary fibers of seaweeds"Fisheries Science. 67・6. 1169-1173 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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