研究課題/領域番号 |
13770022
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
水野 理介 信州大学, 医学部, 講師 (30273080)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | リンパ管 / Rho-Rho-kinase / フォスファターゼ / 一酸化窒素 / ATP感受性K^+チャネル / 透過性 / F-アクチン / 内皮細胞 / 平滑筋 / Rho-kinase / TNFα / F-actin / リンパ節 |
研究概要 |
癌のリンパ行性転移モデルを利用した組織間隙・リンパ循環聞の連繋機能の評価研究を行うために、次の研究を行った。 1.ラットの胸管内皮細胞の採取・培養法を確立し、その細胞生物学的特性を検討した。その結果、今回確立した培養細胞は単層敷石状の形態を示し、さらに第IIIV因子関連抗原染色陽性でアセチルLDL貪食能を有することが判明した。(論文印刷中) 2.摘出ラットリンパ管の自発性ポンブ活動と筋原性張力発生機序にRho-Rho-kinaseとフォスファターゼが関与していることを検討した。すなわち選択的Rho-kinase阻害薬であるY-27632はリンパ管平滑筋の収縮抑制作用を、選択的フォスファターゼ阻害薬であるオカダ酸はリンパ管平滑筋の収縮増強作用を誘起することが判明した。(論文印刷中) 3.ATPは、摘出ラットリンパ管の自発性ポンプ活動を抑制し、その作用機序に一酸化窒素とATP感受性K^+チャネルが関与していることを明らかにした。 5.摘出ラットリンパ節灌流標本作製方法を確立し、蛍光顕微鏡システムを併用することによってリンパ節内の流れの可視化を可能とした。 6.リンパ管壁における水溶性物質の透過性機構を定量的に評価できる実験系を確立し、リンパ管壁には水溶性物質の分子量依存性の透過性制御機構が存在することを証明した。さらに、このリンパ管壁の透過性機序にリンパ管内皮細胞が関与していることが判明した。 7.Tumor necrosis factorα(TNFα)は、リンパ管壁における水溶性物質の透過性亢進を誘起することが判明した。さらにこのTNFαによるリンパ管壁透過性亢進機序にリンパ管内皮細胞の細胞骨格タンパク質であるF-actinのRho-kinase依存性再配向が関与していることを証明した。
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