• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

カルパスタチン(プロテアーゼインヒビター)のCaチャネルを活性化する新作用

研究課題

研究課題/領域番号 13770025
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生理学一般
研究機関鹿児島大学

研究代表者

はお り英  鹿児島大学, 医学部, 助手 (40311881)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードCaチャネル / カルパスタチン / Calmodulin / Calmodulin kinase II / calmodulin / calmodulin kinase II / リン酸化 / ATP
研究概要

1.Ca^<2+>チャネルのカルパスタチン作用部位の解明について
カルパスタチンのドメインLを更に短くして、そのペプチドをGST融合蛋白として大腸菌に発現させ、精製した。モルモット心室筋細胞でパッチクランプ法を用いて、それらのペプチドのCa^<2+>チャネル活動に対する作用を観察し、Ca^<2+>チャネルの活性化作用を持つペプチドをスクリーニングした。その結果、カルパスタチンのCa^<2+>チャネルを活性化する作用部位は一箇所ではなく、ドメインLの真中部分にあるより高い活性化効果を持つ領域と後半にあるより低い活性化効果を持つ領域からなっていることが分かった。
2.カルパスタチンのCaチャネル活性化作用の機序について
昨年はカルパスタチンの作用がCalmodulin(CaM)及びCaM依存性キナーゼII(CaMK II)に関与することを見出した。今年はその関係についてさらに検討した。その結果、(1)CaMKIIまたはCaMもカルパスタチンと同様に、一旦消失したCa^<2+>チャネルの活性を再活性化できることを明らかにした。(2)さらに、単独でCaチャネルを活性化したCaMまたはCaMKIIとカルパスタチンを混ぜてCaチャネルに作用させたところ、Caチャネルを活性化する効果が予想に反して減少した。これらの結果から、カルパスタチンの作用機構は、CaM等の作用機構に複雑に関連しているものと推察された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi