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新規低分子量G蛋白質DexRas1とグルココルチコイドの細胞骨格・接着制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 13770071
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関琉球大学

研究代表者

海川 正人  琉球大学, 医学部, 助教授 (00325838)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードDexras1 / 細胞骨格 / シグナル伝達 / デキサメタゾン / 細胞接着 / Yeast Two-Hybrid
研究概要

Dexras1は、合成グルココルチコイド(GC)剤デキサメタゾンによって発現が誘導される新しいRasファミリー低分子量GTP結合蛋白質であり、GCによる細胞骨格や細胞接着の制御に関与する可能性がある。GCの代表的な標的細胞に免疫担当細胞があるが、これらの細胞の遊走には細胞骨格や細胞接着の制御が必須である。そこで、Dexras1と細胞骨格・細胞接着の制御機構との関連を調べる目的で、好中球などの細胞遊走に重要な役割を果たすケモカイン受容体(IL-8受容体)を介するシグナル伝達経路をモデルとした解析を行った。IL-8受容体を発現させたCOS7細胞をIL-8で刺激すると、serum response element (SRE)を介するレポーター遺伝子の転写活性化が認められた。IL-8受容体とDexras1を同時に発現させたころ、この転写活性化が抑制された。しかし、Dexras1のdominant negative変異体では抑制は起こらなかった。このことから、GCによる細胞遊走の抑制にDexras1が関与している可能性が示唆された。また、Dexras1は、そのアミノ酸配列の特徴からRasとは異なる標的分子や活性制御分子と相互作用すると考えられる。そこで、Yeast Two-Hybrid法を用いてDexras1全長、N末端及びC末端領域をbaitとして各種cDNAライブラリーからDexras1相互作用分子の検索を行った。その結果、N末端のRasホモロジー領域と相互作用する分子としてHECTドメインを持つ分子EDD、核内レセプター様分子EAR等を得ており、Dexras1の作用機構との関連を検討している。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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