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Masp1欠損マウスを用いたレクチン経路の解析と敗血症ショックの発症機構

研究課題

研究課題/領域番号 13770072
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

高橋 実  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00285024)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード補体 / MASP / レクチン経路 / 自然免疫 / 遺伝子改変マウス
研究概要

本研究は、補体レクチン経路の活性化機構と生体内での役割を明らかにするため、MASP-1欠損マウスを作製した。ジーンターゲッティング法により、マウスMASP-1/-3遺伝子の第2エクソンを欠落した遺伝子改変マウス(Masp-1(+/-)と略)を作製し、更にMasp-1(+/-)同士の交配により両染色体に遺伝子変異を持つホモ型MASP-1欠損マウス(以下、Masp-1(-/-))を得た。Masp-1(-/-)は、検索の結果、MASP-1とMASP-3をどちらも欠損していた。まず、C4,C2を活性化するMASP-2の活性化におけるMASP-1の役割を検討した。この結果、MASP-2はそれ自体で活性化を起こすが、Masp-1(-/-)では、ワイルド(Masp-1(+/+))に比較してその活性化の効率は低下していた。一方、MASP-1の存在下では、ワイルド(Masp-1(+/+))のMASP-2と同じ程度MASP-2の活性化が起こり、C4を消費することが判明した(投稿準備中)。これらの結果は、いまだにそれぞれの機能が明らかでないMASPの機能解明とレクチン経路の活性化機構の解明に役立つものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Endo Y et al.: "Functional characterization of human mannose-binding lectin-associated serine protease (MASP)-1/3 and MASP-2 promoters, and comparison with the Cls"Int.Immunol.. 14(10). 1193-1201 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Sekine H, Kenjo A, Azumi K, Ohi G, Takahashi, M, et al.: "An ancient lectin-dependent complement system in an ascidian : novel lectin isolated from the plasma of the solitary ascidian, Halocynthia roretzi"Journal of Immunology. 167. 4504-4510 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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