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アルツハイマー病連関神経細胞死に拮抗する新規遺伝子の解析と類縁体の探索

研究課題

研究課題/領域番号 13770096
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

田島 裕久  慶應大, 医学部, 助手 (50306833)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアルツハイマー病 / 神経細胞死 / ヒューマニン / in vivo発現
研究概要

1.Humanin(HN)cDNA全長の同定
ヒト心臓polyA+を含むλファージcDNAライブラリーを用いて、antisense HN-ORFオリゴDNAをプローブに用いてHN cDNA全長をスクリーニングした。その結果、ミトコンドリア16S rRNAに非常に高い相同牲を持つ約1500bpのpolyA+を含むcDNAが単離された(PNAS2001)。今後、この遺伝子がミトコンドリア由来であるのか、核由来であるのかを検討するとともに、さらに、他の組織由来のヒトあるいはマウスcDNAライブラリーについても同様にスクリーニングを行う予定である。
2.モノクローナル抗体の作製
HNペプチド全長を抗原としてモノクローナル抗体の作製を行った。C端欠損ペプチドの実験から、この抗体は主としてHNペプチドのC端側を認識することが明らかとなった。今後はHNのN端を特異的に強く認識するモノクローナル抗体を作製する予定である。
3.HNの組織特異性の検討
1)HNペプチドの分布
3週齢及び12週齢の雄マウスの各組織から蛋白質を摘出し、SDS電気泳動により分離し、免疫ブロット法により転写を行い、HNを抗HN杭血清を用いて検出した。その結果、3週齢、12週齢のマウスの精巣及び3週齢のマウスの大腸において、3kD近傍に抗血清に反応し、HNペプチドにより吸収されるバンドが存在することが明らかとなった(Neurosci Lett,2002)。今後は、他のHNを認識する抗体を用いて組織分布を更に検討を加えるとともに、3kDの抗体反応ペプチドについて更に検討を加える予定である。
2)HN mRNAの分布
ヒト及びマウスの各組織のmRNAを電気泳動し、Northern blotting法により、HN-ORF配列に対するantisenseオリゴプローブを用いてHN RNAを検出した。心臓、肝臓、腎臓などにHN-ORFにハイブリダイズするバンドが確認された。今後は、ミトコンドリア16S rRNAとの分布の違いをNorthern blottingにより検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tajima H. et al.: "Evidence for in vivo production of Humanin peptide,a neuroprotective factor against Alzheimer's disease related insults"Neuroscience Letters. (in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Hashimoto Y. et al.: "A rescue factor abolishing neuronal cell death by a wide spectrum of familial Alzheimer's disease genes and Aβ"Proceedings of National Academy of Science USA. 98. 6336-6341 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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