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Evi9の個体発生における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 13770118
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関(財)癌研究会

研究代表者

寺社下 美樹  癌研究会, 研究員 (70333284)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードEvi9 / 骨髄性白血病 / Zinc finger蛋白 / モデル動物 / 分化 / 発生
研究概要

Evi9は、BXH2骨髄性白血病のretroviral integration siteから同定された白血病原因遺伝子でC_2H_2 zinc finger蛋白をコードしている。Evi9にはAZ、A、B、Cと4種類のisoformが存在し、C端側のdouble zinc fingerを有するisoformは核に存在し転写因子として機能していることが予想されている。これまでに、これらのEvi9 isoformsは核内で特徴的なspeckle patternをとり、BCL6を初めとする既知の蛋白とinteractすることが示されている。しかしながら、Evi9が正常個体においてどのような機能を有しており、その異常がどのような分子機構で腫瘍発生を引き起こすかは依然不明である。そこで、Evi9の正常組織での局在を調べ、またモデル動物の作製を試みることによりEvi9の機能を追究した。Evi9は、脳の神経細胞に広く発現する他、脾臓・リンパ節・骨髄のB細胞、顆粒球、マクロファージに多くその局在を見た。一方、胸腺ではT細胞には発現が見られず、上皮細胞に発現しており、T細胞の分化刺激に何らかの影響を及ぼしている可能性が考えられた。Evi9ノックアウトマウスのホモ変異体は生後24時間以内に死亡する。現在この死因を解析しているが、形態学的には大規模な異常は認められていない。神経系の異常による可能性が考えられ、今後Evi9の機能を明らかにする上で重要な情報と考えられた。一方、線虫のEvi9 homologueをRNAi法を用いて発現を抑制したが、異常個体は得られなかった。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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