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心臓性突然死に関する血液生化学的診断マーカーの検索

研究課題

研究課題/領域番号 13770221
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関大阪大学

研究代表者

中留 真人  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90263251)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード心臓性突然死 / アポトーシス / 診断マーカー / 虚血再灌流
研究概要

昨年度に引き続き、開胸下にラット冠動脈を結紮することで虚血による心筋梗塞モデルを作成した。本年度は主に、ドパミン系関連遺伝子のCOMT及びMAOのmRNA発現量について、定量的RT-PCR法を用いて測定した。まず、組織化学的にTUNEL陽性細胞を確認した後、常法に従い心臓及び血液からCOMT及びMAOのmRNAを抽出した。定量的RT-PCRの結果、虚血30分及び60分の段階では、COMT及びMAOのmRNA発現量に殆ど変化は認められず、その後の再灌流によっても、殆ど経時的変化は認められなかった。このことから、もともと心臓に発現するCOMT及びMAO量が少ないことも影響しているが、この両者が虚血誘導性アポトーシスには関与していないことが考えられる。一方、血液中にCOMT及びMAOのmRNAは検出できなかった。よって昨年度得られた結果をふまえると、冠動脈血リンパ球より採取したBcl-2mRNA量が、虚血時から。再灌流時にかけて減少傾向を示したことから、リンパ球由来Bcl-2mRNAは、心臓性突然死の血液生化学的診断マーカーとして応用できる可能性がある。しかしながら、ヒト心臓性突然死例における血液の場合、死後変化等の影響を非常に受けやすく、mRNAが分解される前に血液採取を行う必要がある。今後は、ヒト心臓性突然死例における血液を可及的速やかに採取し、実際に応用可能か否かを検討していく予定である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中留真人: "ラット虚血再灌流心におけるアポトーシス関連mRNAの定量的解析"DNA多型. 9. 67-69 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Nakatome M: "Detection of cardiomyocyte apoptosis in forensic autopsy cases"International Journal of Legal Medicine. 116(1). 17-21 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中留真人: "ラット虚血再灌流心におけるアポトーシス関連mRNAの定量的解析"DNA多型. 9. 67-69 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Nakatome M: "Detection of cardiomyocyte apoptosis in forensic autopsy cases"International Journal of Legal Medicine. 116(1). 17-21 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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