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肝細胞及び胆管上皮内のC型肝炎ウイルスの検討

研究課題

研究課題/領域番号 13770258
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関金沢大学

研究代表者

鍛治 恭介  金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70324077)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードC型肝炎ウイルス / レーザーキャプチャーマイクロダイセクション法 / 原発性胆汁性肝硬変 / マイクロダイセクション
研究概要

これまでC型肝炎患者の凍結肝組織から約10μmの厚さで切り出した標本を使用し、そこからLaser capture microdissection法を用いて肝細胞や胆管細胞を切り出し、RNAを抽出し、リアルタイム(Taq-man)PCR法を用いて、Total RNA量の測定やHCV RNA量の定量などを検討してきた。前年度は、C型肝炎肝組織において、炎症の程度や小葉内の領域が異なっていても、HCV RNA量は特に偏在しないことを明らかにした。しかしRNAの質に関しての評価に関しては十分ではなかった。
そこで今回は、肝凍結組織から回収したRNAの正確な量および質の評価のために、Agilent bioanalyzer nano-kitおよびpico-kitでの検討を追加した。本検討ではごく微量のRNA溶液(1μl)からそのRNA濃度とRNAの質を表すrRNA ratio (28S/18S)を、nanoおよびpico単位で測定可能である。約1.5cm×1.5cmの大きさで、10μmの厚さで切り出した肝組織を用いた検討では、300〜700ng/μlのRNAが10μl回収され、またrRNA ratio (28S/18S)は1.5〜2.0であり、良好な状態でRNAが回収されていることが確認された。さらに、Laser capture microdissection法にて肝小葉の半分ほどの大きさを切り出したものについても同様の検討を行ったところ、300〜400Pg/μlのRNAが10μl回収されたことが確認された。
今回の検討により、凍結肝組織からLaser capture microdissection法を用いて切り出した細胞から抽出したRNAは、良質でかつ十分量であることが確認されたことから、引き続きRNA amplificationおよびmicroarrayへの応用が可能であると考えられ、今後のさらなる研究の展開につながるものと考えている。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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