研究課題/領域番号 |
13770410
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
大野 典子 慈恵医大, 医学部, 助手 (30266598)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 経口免疫寛容 / インド-ルアミン酸素添加酵素 / トリプトファン |
研究概要 |
まずマウスモデルを用い、経口免疫応寛容をオブアルブミン(OVA)を用いて誘導し、脾臓・腸間膜リンパ節から作製したリンパ球浮遊液で[H^3] thymidineの取り込みを測定した。OVA投与群においては非投与群と比較し脾臓および腸間膜リンパ節のリンパ球では[H^3] thymidineの取り込みが抑制されており、OVA抗原に対し、寛容状態にあることが確認できた。また、このマウスモデルにおいて、血清の抗OVA-IgG抗体をELISA法により測定したところ、OVA投与群において抗体量が少なく、抗体産生も抑制されていることがわかった。 このようにして経口免疫寛容の誘導を確認したマウスモデルにおいて、腸管のIDOの発現量の違いを検討した。IDOは誘導後48時間において発現量の違いを認めたが、抗原摂取後の時間の経過に伴うIDOの発現量の違いがあることが考えられ、抗原摂取後、2、4、6、12、24時間後でそれぞれ小腸の粘膜固有層およびパイエル板を採取し、発現量の変化を調べた。その結果、4、6時間後に発現が増加し、その後減少する傾向がみられた。これらの結果より、経口免疫寛容状態におけるIDOの関与を考える上で、経口抗原の摂取後の時間によるIDO発現量の変化を考慮する必要性があることがわかった。今後、どの時間がIDOの評価に適するか検討を要する。
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