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創傷治癒過程における汗腺組織の再生と上皮化への関与の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13770428
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山形大学

研究代表者

石澤 俊幸  山形大, 医学部, 助手 (20260458)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード創傷治癒 / 汗腺組織 / ケラチン分析 / 器官培養
研究概要

平成13年度の科研費で以下のことをさせていただきました。
(1):患者さんの同意のもとに,足底の皮膚腫瘍の切除時に得られた,正常な部分の皮膚から汗腺の導管部を取り出したものと,これをexplant cultureして増殖した細胞のケラチン分析を行いました。(もともと汗腺のケラチン分析は免疫染色でしか行われておらず,生化学的な汗腺導管部のケラチン分析は新しいものと考えられます。)
汗腺導管部自体のケラチンは,二次元電気泳動にてケラチンサブユニット5,6,(10),14,16,19が認められ,explant cultureしたものは,(1),5,6,10,14,16,19が認められました(()は発現量が少量のため,精査が必要)。これにより汗腺導管部は培養により,表皮の性質を帯びてくることが推測されました。しかしさらにウエスタンブロットによる精査,免疫染色による追加実験が必要と思われます。
(2):器官培養を用いた汗腺組織からの上皮化をみた実験では,約1週間程度で,汗腺導管部から汗腺の表皮内汗管の構造と同様に螺旋を作りながら細胞が増殖し,さらに周囲へ張り出していく像が認められました。これをディスパーゼではがして,ケラチン分析を行いましたが,採取できる量が少量のため分析がうまく行きませんでした。さらに器官培養を行うサンプル数を増やして,採取できる量を多くすることが必要と思われます。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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