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表皮角化細胞の分化に伴って発現する新規遺伝子4A40の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13770432
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関岡山大学

研究代表者

高石 樹朗  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (10303223)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード表皮角化細胞 / 細胞分化
研究概要

我々がマウス皮膚より単離した新規遺伝子4A40(Honerinと改名、以下Honerinとする)は、2496アミノ酸残基から成るタンパク質をコードする。N端に存在するS100タイプのEF-handモチーフと、これに続く約170アミノ酸残基を一単位とする反復配列がこのタンパク質の構造的特徴である。これまでの研究成果により、Honerinは角化細胞の角質形成に関与することが示唆されている。
今年度は、ヒトオーソロガス遺伝子の単離を試みた。まず、マウスHonerinと類似性の高い遺伝子の存在をヒトゲノムデーターベースにおいて確認した。この情報を基にして、ヒト皮膚cDNAライブラリーをスクリーニングし、翻訳領域の一部を含む2476bpのクローンを得て、データーベースに登録した(Acc No.AB104446)。また、合成ペプチドを抗原としてポリクローナル抗体を作製した。正常および疾患皮膚、その他の重層上皮組織を対象にして、現在Honerinの発現を解析している。
一方、マウスでは皮膚以外の角化上皮組織である舌、食道、前胃においてもHonerinの発現が確認されていた。これら組織内での分布をProfillagrinと共に蛍光免疫染色にて検討した。皮膚および上記の組織のいずれにおいても、HonerinとProfillagrinの殆どが穎粒層で共局在した。さらに免疫電顕により検討した結果、HonerinとProfillagrinのケラトヒアリン穎粒内での分布が異なっていた。すなわち、Profillagrinは穎粒内に均一に分布したのに対して、Honerinは穎粒辺縁に多く分布した。これら結果はJournal of Histochemistry and Cytochemistry,51,485-492,2003に発表した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Makino T., Takaishi M., Toyoda M., Morohashi M., Huh N.: "Expression of Hornerin in Stratified Squamous Epithelium in the Mouse : A Comparative Analysis with Profilaggrin"Journal of Histochemistry and Cytochemistry. 51. 485-492 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Makino T, Takaishi M, Morohashi M, Huh NH.: "Hornerin, a novel profilaggrin-like protein and differentiation-specific marker isolated from mouse skin"Journal of Biological Chemistry. 276(50). 47445-47452 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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