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炎症性サイトカインがマウス真皮のコラーゲン合成活性に及ぼすin vivo効果

研究課題

研究課題/領域番号 13770433
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関金沢大学

研究代表者

谷内 克成  金沢大, 医学部附属病院, 助手 (50262564)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード炎症性サイトカイン / 創傷治癒 / コラーゲン合成活性 / TNF-α / オンコスタチンM
研究概要

平成13年度は,炎症性サイトカインの中でも,特に腫瘍壊死因子(TNF-α)および,オンコスタチンM(OSM)が創傷治癒過程,特にコラーゲン合成活性に及ぼす効果をin vivoにおいて検討した。実験には,1型コラーゲンProα2鎖遺伝子のプロモーター領域にレポーター遺伝子(ルシフェラーゼ遺伝子)を組み込んだ遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを用いた。6〜9週齢のマウスの背部を剃毛後,6mmトレパンで筋膜直上に達する皮膚欠損創を作成し,創作成72時間後まで無処置として,96時間後および120時間後の2回,創表面の痂皮を除去した後形成されている肉芽組織にTNF-α(200ng)またはOSM(500ng)を塗布し,シリコンガーゼで覆った。次いで,2回目のサイトカイン塗布24時間後に創部から肉芽組織を採取してホモジナイズ後ルシフェリンと反応させた後,ルミノメーターを用いて肉芽組織のルシフェラーゼ活性を測定した。なお,生理食塩水を塗布した創を対照とし,実験はそれぞれn=4で行った。その結果,TNF一α処置創から得られた肉芽組織の単位重量当たりのルシフェラーゼ活性は対照値の約2.0倍の値を示し,OSM処置創では対照値の約4.2倍の値を示し,いずれも有意の増加であった。以上の成績から,TNF一α処置およびOSM処置は,いずれもin vivoにおいて創傷治癒過程における1型コラーゲン合成活性を亢進させることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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