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毛嚢発生における家族性大腸腺腫症原因遺伝子APCの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 13770435
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

原田 和俊  山梨医大, 医学部, 助手 (20324197)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード毛嚢 / 皮膚の発生 / Wnt / beta-catenin
研究概要

表皮及び附属器の発生には上皮と間葉組織との間のシグナルのやりとりが非常に重要である。近年多数樹立されたトランスジェニックマウス、ノックアウトマウスの表現型の解析からこれらの表皮、真皮間の情報伝達を担う分子が同定されてきている。このようなシグナル伝達分子にはWnt、Shh、Bmp、Tabbby-Dowmlessなどが含まれるが、われわれはこれらの分子の中で毛嚢発生のインダクションに関与するWntシグナルに注目している。Wntシグナル伝達系には様々な分子から構成されるが、中心となる分子はbeta-cateninである。この分子はWntシグナルにおいて核内に移行し標的遺伝子の転写を活性化するが、その一方で上皮細胞の細胞間接着に重要なcadherinの裏打ち蛋白としても機能する興味深いたんぱく質である。我々はこのbeta-cateninの発現と毛嚢発生との関係につきマウスを用いて調べた。マウスの毛嚢発生が始まる胎生14日よりbeta-cateninのモノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に発現を確かめた。その結果、毛嚢発生の時期に一致してケラチノサイトの核にbeta-catenin染色されることが判明した。この結果は毛嚢発生にWntシグナルが関与していることを示している。今後その他のWntシグナルの構成分子に対しても発現を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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