研究課題/領域番号 |
13770458
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
丸野 元美 琉球大学, 医学部, 助手 (00264507)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | リーシュマニア症 / ONO-4007 / INF-γ / meglumine antimoniate / J774cell / BALB / cマウス / meglumine antimonate / J774 cell / Thi cytokines / Th2 cytokines |
研究概要 |
NO-4007(LPS誘導体)、INF-γ、meglumine antimoniateのcombination投与による抗リーシュマニア作用について (i)リーシュマニア感染BALB/cマウスに対して;2×10^6のLeishmania amazonensis promastigotesを背部皮膚に接種2週間後より薬剤投与し、10週間病変発現を観察したところ、meglumine antimoniate+IFN-γ連日投与群で病変の発現を完全に抑制した。meglumin antimoniate連日+ONO-4007週3回投与群はmeglumine antimoniate連日+IFN-γ週3回投与群と同程度に病変発現を著明に抑制した。また薬剤単独投与よりcombination投与の有効性が示唆された。 (ii)リーシュマニア感染J774cellに対して;Leishmania amazonensisまたはmajorを感染させたJ774cellに薬剤を添加し48時間後にその上清のTNF-αをELIZA法にて測定した。またJ774cellを電顕的に観察した。その結果、ONO-4007投与群でのみTNF-αの著明な誘導を認めた。J774cell内の原虫数は薬剤投与群では著明に低下しており、parasitophorous vacuoleは薬剤投与群全てで形成抑制がみられた。これらの結果はONO-4007の他剤とは異なる原虫排除機構を示唆しており興味深い。
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