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ストレスがmemoryT細胞に及ぼす量的・質的変化の検討

研究課題

研究課題/領域番号 13770471
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関北里大学

研究代表者

宮田 聡子  北里大学, 医学部, 講師 (30260855)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードストレス / メモリーT細胞 / 拘束ストレス / 免疫記憶 / memory T細胞
研究概要

拘束ストレスは、血中のグルココルチコイドの上昇をきたし、様々な免疫抑制を引きおこすことが知られている。本研究の目的は、一旦成立した免疫記憶がストレスによりどのような影響を受けるのかを明らかにすることにある。
1)naive, memory T両T細胞の量的変化の検討
C57Bl/6マウス(8W♂)に計3回拘束ストレスをかける。ストレス前、中、終了後に脾細胞を採取し、総細胞数、CD4,CD8陽性T細胞数を測定した。総細胞数は、拘束ストレス施行3回目において約7%まで減少し、ストレス終了後10日目にほぼ正常に回復した。表面マーカーでは、CD4陽性細胞の減少の割合がCD8陽性細胞より大きかった。拘束ストレス終了後10日目で、総細胞数、T細胞数共にストレス前の状態まで回復した。拘束ストレス前後の脾細胞におけるmemory T細胞のマーカー(CD45^<neg>, CD44^<hi>, CD62L^<lo>)には一定の傾向がみられなかった。
2)naive, memory T両T細胞の質的変化の検討
ConA刺激によるT細胞増殖能は、拘束ストレスの有無には関係なかった。しかし、Heat Killed Listeria monocytogenesに対する抗原特異的な反応は拘束ストレスにより低下した。IFN-γ産生能も抑制された。以上の結果より、拘束ストレスはmemory T細胞の数を減少させる可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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