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精神分裂病患者並びに正常対照者におけるグリア線維酸性蛋白質の遺伝的多型性

研究課題

研究課題/領域番号 13770557
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

森川 将行  奈良県立医大, 医学部, 助手 (30305726)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード精神分裂病 / グリア線維酸性蛋白質 / 遺伝的多型性 / 髄鞘化 / 脆弱性 / PCR-RFLP / アストロサイト
研究概要

アストロサイトに特異的に存在するダリア線維酸性蛋白質(GFAP)は,細胞骨格を構成する中間径の蛋白質フィラメントである.遺伝子は,9つのエクソンから成ることが知られている.国内における一塩基多型データベース(JSNP)におけるGFAPの一塩基多型(SNP)情報と,これまでの文献上で報告されているGFAPの遺伝子変異を参考にして,PCR法を用いた制限酵素断片長多型(RFLP)を同定する部位の絞り込みを行った.一般的にイントロン領域のSNPは,スプライシングに影響を与えることが知られているが,GFAPのイントロン3の部位において,制限酵素によりその多型を区別できる部位が同定された.また,中枢神経系が障害される稀な疾患であるアレキサンダー病の遺伝子変異を初めて報告した論文で,その多型性が報告されたGFAPのエクソン5においても,制限酵素により多型を区別できる部位が同定された.これらのPCR法の条件の再現性も確認された。しかし,過去に報告された変異情報の内,プロモーター領域,エクソン1においては,多型部位を適切に切り分ける制限酵素は同定できなかった.
今回,明らかにした2つのPCR-RFLPの部位を用いた正常対照者における多型性の検討数をさらに増やしていく予定である.そして当初の計画通り,強迫症状を前駆期に有する児童期発症の精神分裂病の限定されたサブグループを用いて,発病脆弱性要因を含めたその人口統計学的背景の検討を行っていく予定である.また,GFAPにおいて今回検討された領域以外のSNPについても,引き続いて適当な制限酵素切断部位の検討を行っていく予定である.

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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