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メタンフェタミン投与によるラット脳内NMDA型受容体サブユニットの変化について

研究課題

研究課題/領域番号 13770563
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

豊田 裕敬  大阪医科大学, 医学部, 助手 (50309150)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードNMDA受容体 / メタンフェタミン / 逆耐性現象 / Westernブロッティング / Sensitization / ラット / NMDA型受容体 / 免疫染色 / Western blot法
研究概要

主要なグルタミン酸受容体であるNMDA型受容体はキーサブユニットであるNR1とモジュレータとして作用するNR2サブユニットから構成されるヘテロマートして存在することが知られている。NR2サブユニットはNR2A、2B、2C、2Dに分類され、時間的、空間的に分布が異なることが知られている。一方、覚醒剤であるメタンフェタミン(以下MAP)はその投与により、逆耐性現象(sensitization)を生じ、統合失調症のモデルとして広く研究されている。しかしながら、幼若ラットにMAPを投与した場合には、逆耐性現象は生じないことが知られており、我々はこの逆耐性現象成立の分子生物学的基礎にNMDA受容体を構成するサブユニットの量的変化が関与しているとの仮説を立てた。このためにSD系雄性ラットに連続5日間MAPを腹腔内投与(4mg/kg/日)した後、3日後に早期離脱群をと殺、10日後に晩期離脱群をと殺し、脳を取り出した。コントロール群には同量の生理食塩水を投与し、10日目にと殺、脳を取り出した。取り出した脳は直ちに-80℃で保存した後、前頭葉皮質、線状体、側坐核、海馬、小脳の各部位の組織を切り出し、コントロール群、早期離脱群、晩期離脱群の3群に対しNR1、NR2A、2B、2Cに対して特異的な抗体を用いたWesternブロッティングを行いMAP投与による各サブユニットのペプチド量の差について検討を行った。
結果として小脳ではコントロール群に比し、早期離脱群でNR1サブユニットの有意な増加と晩期離群でNR2Bサブユニットの有意な減少が確認された。現在データの再現性の確認のため、追加再実験を実施している。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tadahito Hanaoka, Hirotaka Toyoda, Takafumi Mizuno, et al.: "Alterations in NMDA receptor subunit levels in the brain regions of rats chronically administered typical or atypical antipsychotic drugs"Neurochemical Research. (In press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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