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糖尿病性腎症の増悪・進展因子に関する分子生物学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 13770608
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 腎臓内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

小此木 英男  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80307420)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード糖尿病性腎症 / 泡沫化マクロファージ / PPARγ
研究概要

本研究の目的は、糖尿病性腎症の増悪・進展における、腎浸潤マクロファージの活性化、ならびに泡沫化の分子機構について解明することである。
腎浸潤泡沫化マクロファージの検討に適したモデルマウスがこれまでに知られていないことから、まず腎組織に泡沫化マクロファージを誘発させる条件を、片腎摘出と食餌(高コレステロール食と高脂肪食)に注目して検討した。2型糖尿病モデルマウス(雄C57BL/KsJ-db/db Jcl ; db/dbマウス)を用い、馴化飼育、片腎摘出後に、通常食群、高コレステロール食群、高コレステロール+高脂肪食群の3群に分けて8週間飼育したところ、3群の内では高コレステロール+高脂肪食群で糸球体硬化度が比較的強く認められた。この結果より、次にdb/dbマウスに、片腎摘出後に14週間高コレステロール+高脂肪食(対照群は通常食)を摂取させたところ、泡沫化マクロファージ陽性糸球体が、高コレステロール+高脂肪食群で有意に高頻度に認められた(6.7 vs 0糸球体/20糸球体)。また、糸球体一つあたりの泡沫化マクロファージ数についても、高コレステロール+高脂肪食群で有意に高頻度であった(0.5 vs 0/糸球体)。血糖と血清脂質を分析し、現在、腎組織について脂質分布(脂肪染色)、F4/80、α-smooth muscle actin、type IV-collagen、スカベンジャー受容体(CD36)発現を検討するとともに、db/dbマウスでの骨髄細胞移植の条件検討を行っている。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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