研究課題/領域番号 |
13770618
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
|
研究機関 | 香川医科大学 |
研究代表者 |
岡田 仁 香川医科大学, 医学部附属病院, 助手 (30253272)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | Fiber optic light / 黄疸 / 新生児高ビリルビン血症 / Biliblanket plus high output / 尿中ビリルビン光異性体 / fiber optic light / サイクロビリルビン / 光療法 |
研究概要 |
<検討課題> 1 ビリブランケットプラスハイアウトプット(high)(BL)を用い、光療法前、6、12、24時間での血中(EZ)-サイクロビリルビン((EZ)-C)と総ビリルビン(TB)の変化。 2 グリーンライト(GR)、ブルーホワイトライト(BW)、BLでの光療法前、24時間後の血中(EZ)-C、TB、尿中ビリルビン光異性体の比較。 3 BLでの臨床効果 <対象> 当院出生の光療法を行った正期産児を対象とした。BL25人、GR11人、BW13人で、それぞれ在胎週数は39.2±1.4、40.0±0.5、38.5±2.0週、出生体重3065±336、3209±214、2884±1849、光療法開始日令5.5±1.7、4.5±1.0、5.2±1.0日、治療前TB19.1±0.6、19.4±1.8、18.1±0.5mg/dLで、各群間で有意差を認めなかった(平均±SEM)。 <結果> 1 (EZ)-Cは光療法12時間後0.299±0.075mg/dLの頂値に増加し24時間後0.146±0.017mg/dLとなった。TBは光療法の時間と共に減少した。 2 光療法後のTBはBL、GR、BWそれぞれ16.3±0.9、13.7±1.0、14.1±0.8mg/dLで有意に低下(P<0.01)し、BWとGRはBLより低い傾向を認めた。光療法後の(EZ)-Cはそれぞれ0.146±0.017、0.355±0.085、0.383±0.068mg/dLで、GRとBWは有意にBLより高値であった(P<0.05)。尿中立体異性体は光療法前後で変化なく、尿中構造異性体は光療法後に増加した(p<0.01)。 3 対象症例中2例がBLで十分な黄疽の改善を認めず、従来の光療法に変更を行った。 <考察> in vivoでは(EZ)-Cの生成はBLではGR、BWより低値であった。有意差は認めないがTBの低下がBLではやや弱い傾向を認めた。しかしながら、臨床的には日本人においても使用に耐えうると考えられた。
|