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胎便が肺サーファクタント蛋白質mRNA発現に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 13770622
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

菅原 志保子  埼玉医大, 医学部, 助手 (60306347)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード細胞毒性 / 肺胞II型細胞 / 赤血球 / 胎便 / 肺サーファクタント
研究概要

胎便存在下では本来十分な表面活性を有するはずの肺サーファクタントが不活化されて、機能的なサーファクタント欠乏が引き起こされることがよく知られている。最近では、胎便はサーファクタント代謝にも影響するという知見も得られている。肺サーファクタントに対する胎便の影響を検討する上で、肺サーファクタントを合成・分泌する肺胞II型細胞と胎便との相互作用を検討することは極めて重要と考えられる。一方、胎便吸引症候群では、肺出血の合併が多いことが知られているものの、肺出血発生の機構は解明されていない。
本年度は、肺胞II型細胞に対する細胞毒性を検討した。また赤血球に対する胎便の細胞毒性も合わせて検討した。
1.赤血球に対する影響
胎便による赤血球の溶血を評価した。方法は、胎便と赤血球を混合し、37℃で2ないし24時間インキュベーションを行った。その後、5000×g、30分間の遠心後、上清の吸光度(540nm)を測定した。その結果、赤血球溶血は、胎便の濃度依存性に増加した。
2.肺胞II型細胞に対する影響
肺胞II型細胞培養上清へのLDH出現により、胎便の細胞毒性を評価した。その結果、胎便の濃度依存性に培養上清中LDHは上昇した。
以上、胎便の細胞毒性が証明された。次年度は、胎便が肺胞II型細胞のサーファクタント蛋白質mRNA発現に及ぼす影響を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 清水浩, 荒川浩, 小俣真, 菅原志保子, 小川雄之亮: "肺サーファクタント蛋白質Bの遺伝子変異と呼吸器疾患"THE LUNG perspectives. 9・4. 99-104 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 菅原志保子, 高橋秀弘, 荒川浩, 清水浩, 村上仁司, 田部浩生, 小川雄之亮: "副鼻腔炎から波及した眼窩蜂窩織炎の1例"小児科診療. 64・10. 161-164 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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