• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

テストステロンによって脳に発現誘導される性分化決定遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 13770633
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 内分泌学
研究機関高知医科大学

研究代表者

久下 英明  高知医科大学, 医学部, 助手 (70304673)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードテストステロン / 脳 / 性分化 / 内側視索前野 / サブトラクション / サブストラクション
研究概要

テストステロン処理によってラット雌新生児の脳の内側視索前野において発現誘導される遺伝子の同定を目的として、サブトラクションクローニング法によるスクリーニングを行った。テストステロン処理及び対照処理後のラット雌新生児から内側視索前野を単離し、それぞれに対応するcDNAを合成した。この2種類のcDNA産物を用いてビオチン化プライマー、ストレプトアビヂンならびにRDA法を用いたサブトラクションを行うことによって、テストステロン処理時に発現誘導されるcDNAの濃縮を行なった。ついで、上記サブトラクション後のcDNAをクローン化し、サザーンハイブリダイゼーションによるディファレンシャルスクリーニングを行い、テストステロン処理時に発現が上昇する遺伝子断片を持つクローンをさらにスクリーニングした。最終的に、in situ hybridization法を用いて、脳切片標本における各候補遺伝子の発現を検討した結果、候補遺伝子断片のうち現在のところ一種類において、雌新生児の内側視索前野におけるテストステロンによる発現誘導と無処理の雄新生児の内側視索前野における発現がみられた(2002年度分子生物学会発表)。これらの結果はラット新生児脳内側視索前野においてテストステロンによって発現誘導される特定のmRNAの存在を明らかにし、また今後、本mRNAの発現ならびにその蛋白質産物の機能解析を行うことによって、脳の性分化機構を明らかにするための一つの分子的手がかりを得たと言える。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi