研究課題/領域番号 |
13770734
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
岩田 尚 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (90303495)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 遺伝子銃 / CTLA4-Ig / ICOS-Ig |
研究概要 |
移植免疫領域における最大の目標は移植臓器特異的な免疫寛容の誘導であり、現在種々のアプローチでその方法が検討されている。従来より我々は抗原提示細胞とT細胞間の副刺激経路を移植臓器そのものの遺伝子修飾により阻害することを検討してきた。本研究においてはB7/CD28、B7-RPl/ICOS間の副刺激経路をそれぞれCTLA4-Ig遺伝子、ICOS-Ig遺伝子により阻害することを目的とした。 昨年度までに遺伝子銃による諸臓器への遺伝子導入の確認、皮膚移植片へのCTLA4-Ig遺伝子導入・同種移植、心移植片へのCTLA4-Ig遺伝子導入・同種移植を行っている。 本年度の研究経過については以下の如くである。 1.同種心移植におけるrecipient臓器に対する遺伝子銃による遺伝子導入 昨年度までは主に移植片を対象としてCTLA4-Ig遺伝子導入を行ってきたが、より効果的な遺伝子発現を実現するために同種心移植の系において、recipientの肝臓を対象としてCTLA4-Ig遺伝子導入を行い、その生着延長効果を検討した。 2.慢性拒絶モデルにおけるCTLA4-Ig遺伝子導入効果の検討 CTLA4-Ig遺伝子導入を行った後にLEW x F344のminor mismatch間で心移植を行い、そのグラフト冠動脈狭窄に対する抑制効果について検討した。 3.ICOS-Ig遺伝子の構築 B7/CD28に加えB7-RP1/ICOS間のcostimulatory signalを抑制するために、ICOS-Ig遺伝子の構築を行った。今後はこのCTLA4-Ig/ICOS-Ig遺伝子の併用効果について検討を行っていくものである。
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