研究課題/領域番号 |
13770772
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐久間 潤 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (60305365)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 体性感覚誘導発電位 / 舌咽神経 / 誘発電位 / 電気神経生理学 / 犬 / 体性感覚誘発電位 / 複合活動電位 |
研究概要 |
Penthobarbital麻酔下の雑種成犬を用いて、昨年度の研究から明らかとなった舌咽神経知覚枝の示適刺激部位(舌の正中線から10mm外側で有郭乳頭後縁から15mm後方)を0.2msec幅の矩形波で双極電気刺激した。両側後頭下開頭と両側前頭頭頂開頭を行い、大脳皮質上に複数個の銀ボール電極を設置して、舌後方を電気刺激した際に大脳皮質上から再現性のある電位が記録できるかどうか検討した。 刺激対側のcoronal gyrus上から頂点潜時が20.1±3.7と35.7±8.2msec(n=6)の再現性のある二相性電位が記録された。刺激同側のcoronal gyrus上からも振幅は小さいが二相性電位が記録された。この電位が記録された部位は、口唇の電気刺激により誘発された三叉神経誘発電位が記録された範囲よりも後方で狭い範囲に限局していた。またこの電位は、頸部で露出させた舌咽神経を直接電気刺激した際に大脳皮質上から記録された電位とほぼ同じ波形と潜時であった。 刺激側小脳橋角部で三叉、顔面、迷走、副、舌下の各脳神経を切断しても電位の波形に変化は認めなかったが、舌咽神経に1%Lidocaineを塗布すると電位は消失し、時間経過に従い電位の振幅が回復した。舌咽神経の切断でこの電位は消失した。 以上の結果から、舌後方を電気刺激することで主に刺激対側の大脳皮質上からされた電位は、舌咽神経誘発電位と考えられた。
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