研究課題/領域番号 |
13770805
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山口 宗一 鹿児島大学, 医学部, 助手 (20325814)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | MEF2C / 筋肉分化 / Yeast two hybrid / 14-3-3 / L6細胞 / BMP-2 / two-hybrid |
研究概要 |
1.MEF2C蛋白とbindingする蛋白の検索 Yeast two hybrid法を用いて、MEF2C蛋白と結合する蛋白の検索を行った。BaitにはヒトMEF2C蛋白のfulll ength(1-1421)を、libraryにはヒト骨格筋を使用した。スクリーニングの結果、いくつかの陽性クローンを得ることが出来た。それらをvitroの系で結合実験をしたところ、14-3-3蛋白をはじめ数個との結合を示すことが出来た。この結合はMEF2C蛋白のC端(MADS domainを除いた部分)断片でも同じく起こることも示した。 2.筋肉の成熟過程の分子メカニズム 筋肉の分化過程において、その後期にMEF2Cは重要な役割を果たしていることが示されているが、その詳細は明らかになっていない。培養系の骨格筋芽細胞の分化過程で、今回MEF2Cとの結合が判明した蛋白の細胞内局在がどうなっているかを現在検討中である。特に、MEF2Cは転写因子としてHDACと結合乖離することで細胞質-核の移行の制御がなされていると言われており、14-3-3蛋白などはこれらの移行とも関係があり、興味深いテーマである。 3.臨床疾患との関わり さまざまな筋疾患においてMEF2Cの異常が考えられているが、今のところ直接的な疾患との関係を示すデータは得られていない。
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