研究課題/領域番号 |
13770813
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
福島 一雅 日本大学, 医学部, 講師 (40328737)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | muscle / fibrosis / decorin / TGF-β / myoblast / fibroblast / sports / growth factor |
研究概要 |
ProteoglycanのひとつであるDecorinはTGF-βの作用を不活化させ生体内の肝臓、腎臓、肺などで組織の線維化を抑制する効果があるといわれている。前年度の研究より高濃度Decorinの局所注射は筋の線維化を抑制し筋再生を有利にするということが示唆された。そこでDecorinと同様の効果があると考えられるTranilastとTGF-βのMyofibroblastへのin vitroでの影響を調べた。Myofibroblastは十分なインフォームドコンセントのもとにヒトより単離し、50万cellずつのプレートにTGF-β、Tranilast、TGF-β+Tranilast、コントロールとして培養開始後24、48、72時間後に細胞数を調査し比較した。その結果、高濃度Tranilast投与群で明らかに細胞の増殖が抑制され、TGF-β投与により細胞の増殖は促進された。両者を投与した群では細胞数の増加が抑えられていることから高濃度TranilastがTGF-βの遊離抑制をしていると推察された。 次にTranilastのin vivoでのヒトの筋代謝に関わる生物学的、生理学的作用を調べるためにボランティアに角の運動負荷を加えてその臨床症状をビジュアルアナログスケール法にて測定した。その結果、運動負荷直後よりTranilast300mg/dayを内服した群では明らかに筋肉痛などの臨床症状が軽度であり、筋疲労の回復も早期に改善が見られた。このことからTranilastがヒトの筋疲労などに対して有効に作用しているものと予想された。現在、さらに血液学的変化などを検討中である。
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