研究課題/領域番号 |
13770851
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
中嶋 康文 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70326239)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 体温調節系 / 循環制御系 / α_2アゴニスト / アミノ酸 |
研究概要 |
申請者らは、体温調節系に影響を及ぼす系として循環制御系を中心に研究を行ってきた。即ち、血圧の変動により体温調節機能が変化する事を高体温側及び低体温側において発見したが、研究途中に置いてアミノ酸輸液が体温調節中枢に影響を及ぼすことを発見した。血中アミノ酸濃度が上昇すると代謝量が上昇し体温が上昇することは既知の事実であったが、熱放散が上昇すれば体温は一定に保たれるはずである。これらの事実より、我々は体温調節機能が高体温側にシフト、即ちアミノ酸が発熱物質のように体温調節中枢に作用しているのではないかという仮定の基、健康被験者を用いて実験を行った。被験者に2時間、体重あたり一定量のアミノ酸輸液を投与後、下半身40度温浴または、water-perfused suitに約15度の冷水を還流し中枢温を上昇または低下させその時の体温調節反応を測定した。その結果、皮膚血管拡張、発汗および皮膚血管収縮、ふるえすべての反応が高体温側にシフトしていることが分かった。また、ふるえに於いてはアミノ酸輸液により上昇する事が分かった。これらの現象に交感神経系が関与していることを我々は発見したが詳細は今後の研究課題である。
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