研究課題/領域番号 |
13770866
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
光森 健二 秋田大学, 医学部, 助手 (10332529)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | renal cell carcinoma / 14q LOH / tumor heterogeneity / 腎細胞癌 / LOH |
研究概要 |
限局性腎細胞癌の根治的腎摘除術後の予後を分子生物学的手法で予測する事を目的として実験を行った.パラフィンブロックが利用可能なstagelの淡明細胞型腎細胞癌130例から腫瘍部と正常部のDNAをsemi-microdissection法にて摘出して3つのマイクロサテライトマーカーとdensitometerを用いて14qのLOHを半定量的に解析した。この結果より腫瘍中のLOHを起こした細胞の割合を推定した。またパラフィン切片をAgNOR染色して腫瘍細胞動態を調べた。これらの結果と腫瘍径、異型度とを併せて生存とを比較した。 それぞれを単独で予後との相関を解析したところHazard Ratioは14qのLOH細胞の割合で1.22(p=0.039)、AgNO score2.16(p=O.032)、腫瘍径1.29(p=0.0002)、腫瘍異型度2.48(p=0.008)とそれぞれが有意な相関を示した。また各因子同士は互いに有意に相関した。腫瘍径で補正した場合それ以外の因子の予後との有為は有意なものとはならなかった。 以上の結果は残念ながら14qのLOHは単独では限局性腎細胞癌の予後規定因子とならなかったが、14qには癌抑制因子があり、腫瘍のなかで14qのLOHを示す細胞は発育速度が大きくなり、時間経過とともに腫瘍の中でLOHを示す細胞の割合が多くなり結果として転移を起こしやすくなる可能性が示唆された。 またcyclin D1の遺伝子多型が前立腺癌、膀胱癌との発癌リスクに関与することを示した。
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