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精巣における転写因子DAX-1の発現と造精機能への関与

研究課題

研究課題/領域番号 13770888
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

小島 祥敬  名古屋市大, 医学部, 助手 (60305539)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード精巣 / 造精機能 / DAX-1
研究概要

これまではDAX-1は主として性分化における位置づけが検討されてきた。今回の我々の検討では、DAX-1が実際にどのように精子形成に関わっているか検討した。1歳児より思春期、成人、老年期にいたる正常精巣における発現およびHypospermatogenesis、Maturation arrest、Sertoli only syndrome患者それぞれの精巣組織におけるDAX-1の発現の程度について検討した。
まず、ヒト正常組織におけるDAX-1の発現について検討した。免疫組織染色の結果から、ヒト精巣においてもDAX-1はセルトリ細胞およびライディッヒ細胞に発現しており、精子形成細胞には発現していなかった。また免疫組織染色およびRT-PCRの結果から、DAX-1は1歳男子の精巣においては、強い発現を認めたが、その後発現の減少を認めた。その後、思春期に至る12-15歳頃よりその発現は増加し、老年期までその発現は続いた。次に造精機能障害患者精巣におけるDAX-1の発現について検討した。Hypospermatogenesis、Maturation arrest患者における精巣においてはDAX-1の発現は正常精巣と比較して有意な変化は認めなかった。しかしながらSertoli only syndrome患者精巣においてはその発現の減少を認めた。これらのことは、DAX-1は精子形成に関与していることを示すものであり、特にSertoli only syndromeにおいて発現の減少を認めたことは、Sertoli細胞の機能異常を反映した結果と思われた。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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