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細胞表面ペプチド分解酵素の卵巣機能調節における生理的意義の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13770912
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

塚原 慎一郎  名大, 医学部附属病院, 助手 (70324431)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード卵巣機能 / P-LAP / AP-A / 黄体化顆粒膜細胞 / アミノペプチダーゼ
研究概要

1 体外受精胚移植時に得られた黄体化顆粒膜細胞からRNAを抽出してRT-PCRを行い、Placental leucine aminopeptidase(P-LAP)/OTase及びAminopeptidase A(AP-A)mRNAの発現を検討した。その結果、黄体化顆粒膜細胞においてP-LAP及びAP-A mRNAの発現を認めた。
2 体外受精胚移植時に得られた黄体化顆粒膜細胞を初代培養し、培養細胞から蛋白を抽出してwestern blottingを行い、P-LAP蛋白の発現を検討した。その結果、培養黄体化顆粒膜細胞においてOTaseと考えられる分子量(MW=180kDa)の蛋白の発現を認めた。
3 手術により得られた月経各周期の卵巣組織にて免疫組織染色を行い、P-LAP蛋白の局在を検討した。発育卵胞、成熟卵胞壁の顆粒膜細胞、及び月経黄体にP-LAP蛋白の局在を認め、月経黄体では特に強く染色された。しかしながら、原始卵胞や閉鎖卵胞壁の顆粒膜細胞、白体にはその局在を認めなかった。
4 3と同様の組織にてin situ hybridizationを行い、P-LAP mRNAの局在を検討した。その結果、P-LAP mRNAの局在も、蛋白と同様であり、卵巣にてP-LAPを産生して、その生理活性を発揮していることが裏付けられた。
以上の結果、P-LAP蛋白及びmRNAが、卵巣で発現していることが初めて明らかとなった。その局在は月経周期に応じて変化していることから、P-LAPが卵巣の機能調節、特に黄体の機能調節に重要な役割を果たしていることが示唆された。今後卵巣の性ステロイド産生の調節との関連、またAP-Aについても研究を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hisao Ando: "Premenstrual disappearance of aminopeptidase A in endometrial stromal cells during the decidual change around endometrial spiral arteries/arterioles"J Clin Endocrinol Metab. (submitted).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Shigeru Toda: "Existense of Placental Leucine Aminopeptidase (P-LAP) / Oxytocinase / Insulin-Regulated Membrane Aminopeptidase (IRAP) in Human Endometrial Epitherial Cells"J Clin Endocrinol Metab. (submitted).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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