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子宮頚部上皮内癌に対するHP VE6/E7アンチセンス遺伝子治療の試み

研究課題

研究課題/領域番号 13770916
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関鳥取大学

研究代表者

金森 康展  鳥取大学, 医学部, 助手 (70283984)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード子宮頚癌 / HPV / アンチセンスベクター / アポトーシス / 抗癌剤感受性
研究概要

子宮頚癌とその初期病変である上皮内癌の大部分でHPV E6/E7タンパクの持続的な発現がみられ,それらは悪性形質の維持に必要とされている.HPV E6/E7アンチセンス遺伝子導入を行い,内因牲のE6/E7遺伝子発現の抑制を試みた.HPVのE6/E7遺伝子を標的とするため,正常細胞に対する影響は少ないと考えられる.
HPV感染子宮頚癌細胞株HeLa(HPV18型)とSiHa(HPV16型)よりゲノムDNAを抽出,PCR法によりHPV E6/E7遺伝子領域を増幅し,E6/E7アンチセンスmRNA発現プラスミドベクターを作製した.HeLaとSiHa細胞にリポフェクション法で遺伝子導入し,G418で選択,遺伝子安定導入株をクローニングした.RT-PCR法でE6/E7アンチセンスmRNAの発現を確認したのち,内因性のHPV E6/E7 mRNA発現に対する影響を検討した.
HeLaとSiHa細胞ともに,6株ずつの遺伝子安定導入株をクローニングした.E6/E7アンチセンスmRNAの発現は,HeLa6株中すべての株で,SiHa6株中5株で確認されたが,内因性のHPV E6/E7 mRNA発現には変化がみられなかった.
子宮頚癌はp53依存性アポトーシスの経路が潜在的に保たれていることから,HPV E6/E7の発現抑制よる抗癌剤感受性の増強が期待される.今後更に検討を加えていきたい.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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