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CRHのGnRHニューロンに対する直接作用について

研究課題

研究課題/領域番号 13770928
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

村瀬 真理子  横浜市立大学, 産婦人科医学部, 助手 (80315796)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードCRH / GT1-7細胞 / GnRH / α-helical CRH
研究概要

CRH(corticotropin-releasing hormone)のGnRHニューロンへの直接作用を、GnRH産生細胞であるGT1-7をもちいて調査した。
1.GT1-7細胞中のCRH受容体mRNAの遺伝子発現をRT-PCRを用い確認した。
2.潅流実験
GT1-7細胞2×10^6個をカラムに重層し、DMEMを潅流液としで潅流する。GnRH分泌が、定常状態になった後、潅流液にCRH(10^<-6>,10^<-8>,10^<-10>M)を添加し、カラム潅流液6分毎の分画中のGnRH濃度をRIAで測定した。
CRHを添加すると、潅流液中のGnRH濃度がCRH濃度依存性に上昇した。
3.培養実験
GT1-7細胞4×10^6個/dishをCRH(10^<-6>,10^<-8>,10^<-10>M), CRH受容体拮抗薬(α-helical CRH(10^<-6>M)を加えて30分間培養し、培養液中のGnRH濃度をRIAにて測定した。培養液中のGnRH濃度は、CRHの濃度依存性に増加し、CRHによる増加はCRH受容体拮抗α-helical CRHを加えることにより抑制された。
4.細胞内カルシウム濃度の変化
GT1-7細胞4×10^3個/dishをRecording mediumで還流しながらCRH10^<-6>M、ノルアドレナリン10^<-6>M(positive Coritrolとして)を投与し、細胞内カルシウム濃度の上昇を確認した。
5.GnRHmRNAの発現
3と同様に培養を行い48時間まで培養時間をのばし、GnRHmRNAの発現量を定量したところ長時間ではGnRHmRNA発現量が増加した。
GnRH産生細胞であるGT1-7において、CRHを添加培養すると短時間ではGnRHの放出、長時間ではGnRHの産生の亢進へと作用することが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2002 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 文献書誌 (1件)

  • [雑誌論文] Role of Corticotropin-Releasing Homone In Ovearian Steroidogenesis2002

    • 著者名/発表者名
      村瀬 真理子 他
    • 雑誌名

      Endocrine 18・3

      ページ: 255-260

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [雑誌論文] ACTH, cortisolが同期的に上昇し、過性の下垂体腺腫を示した特異な多事胞性卵巣症候群の1例2002

    • 著者名/発表者名
      村瀬 真理子 他
    • 雑誌名

      日本産科婦人科学会雑誌 54・12

      ページ: 1599-1602

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村瀬 真理子: "GnRH産生細胞株GT1-7に対するCRHの直接作用について"日本産科婦人科学会雑誌. 53・2. 503-503 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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