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幹細胞を用いた声帯の再生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13770955
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関京都大学

研究代表者

平塚 康之  京都大学, 医学研究科, 助手 (40324636)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード声帯 / 間葉系幹細胞 / ビーグル犬 / 再生
研究概要

(目的)声帯再生状況の長期観察と組織学的検討
(方法)ビーグル成犬10頭を用いて、大腿骨より採取した骨髄を培養、このうちシャーレの底面に張り付いた細胞のみを選択増殖させた。別の実験系によって培養細胞が中胚葉系幹細胞のうち造血系幹細胞を含まない間葉系幹細胞であることを確認した。さらに、この細胞を1%HClアテロコラーゲン内で3次元培養を試みた。うち8頭は、左声帯に1%HClアテロコラーゲン+間葉系幹細胞を、右声帯には1%HClアテロコラーゲンのみを注入し両者をそれぞれI群、II群として比較した。注入4日後および14日後に両側声帯正中を横切開し、声帯粘膜表層から内筋層に至る障害を加えた後、I群、II群の声帯の再生状況を喉頭ファイバーにより観察した。また残りの2頭は、右声帯は無操作のままで、左声帯にのみ上記と同様の切開を加えたのち、1頭は、左声帯に1%HClアテロコラーゲン+間葉系幹細胞を注入し、もう1頭は、そのまま放置し、声帯の再生状況を観察した。
(結果)I群はII群と比較して長期的にも良好な治癒機転が観察された。
(考察)1%HClアテロコラーゲンは間葉系幹細胞増殖に適切な足場となり、この中で増殖した聞葉系幹細胞は、障害された声帯再生の形態・機能有効に働くと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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