• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ブドウ膜炎における一酸化窒素(NO)の発現を介した免疫抑制剤の作用について

研究課題

研究課題/領域番号 13771030
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

中馬 秀樹  宮崎医科大学, 医学部, 助教授 (20244204)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードNO / エンドトキシンブドウ膜炎 / LPS / サイクロスポリンA
研究概要

一酸化窒素(NO)がブドウ膜炎の際に産生され重要な役割を果たしていることが知られている。さらに近年サイクロスポリンAなどの免疫抑制剤が誘導型一酸化窒素合成酵素の発現を抑制しているという報告があるが、免疫抑制剤がブドウ膜炎の病態にかかわるNOにどう影響を及ぼしているか確認されていない。したがって我々はエンドトキシンブドウ膜炎のモデルを用いて、サイクロスポリンAがブドウ膜炎の際に産生されるNOと炎症反応にどのような影響を与えているか検討した。雄ルイスラットの足皮下にリポポリサッカライド(LPS)200μgを注射し、エンドトキシンブドウ膜炎を惹起した。LPS投与時にサイクロスポリンA20mg/kg腹腔内に注射した。注入後24時間後に前房水を採取し、NOを測定した。さらに蛋白濃度を測定した。前房水のNO代謝産物(NO3-)はコントロール群において19.9±0.74μmol、LPS投与群において85.8±0.25μmol、LPS+サイクロスポリンA投与群において64.6±0.82μmolと、サイクロスポリンAは有意にNOの発生を抑制させた(P<0.0005)。さらに蛋白濃度は、コントロール群において1.89±0.11mg/ml、LPS投与群において10.81±0.58mg/ml、LPS+サイクロスポリンA投与群において5.02±0.33mg/mlと、サイクロスポリンAは有意に蛋白濃度を減少させた(P<0.0001)。以上より、サイクロスポリンAは、ブドウ膜炎の際に産生されるNOを有意に低下させ、それにより眼内炎症を低下させている可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi