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水晶体および周辺組織のカルシウムとシグナル伝達

研究課題

研究課題/領域番号 13771040
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関獨協医科大学

研究代表者

松島 博之  獨協医科大学, 医学部, 助手 (60291639)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード後発白内障 / 眼内レンズ / 細胞骨格蛋白質 / クリスタリン / 細胞接着分子 / 蛋白質解析 / 免疫組織染色
研究概要

後発白内障は白内障手術後に水晶体上皮細胞が異常増殖混濁することによって生じる術後合併症で白内障術後約25%に生じ、予防方法は確立されていない。本研究では、水晶体上皮細胞の培養と白色家兎実験的後発白内障モデルを使用して、各種眼内レンズと後発白内障の発生および細胞形状を解析することを目的とした。
白色家兎に超音波水晶体乳化吸引術および2種の異なった眼内レンズ(H60M, Storz;MA60BM, Alcon)挿入術を行い、3週間から1ヵ月後に後発白内障の発生状態を細隙灯で観察した。その後家兎を安楽死させ、水晶体蛋白質を採取、SDS-PAGE, Western blotting、免疫組織染色を使用し解析した。また同時期に摘出水晶体組織をホルマリン固定し、組織切片を作成、水晶体上皮細胞構成主成分と考えられるクリスタリン、細胞骨格蛋白質(フォデュリン、チューブリン、アクチン)や細胞接着蛋白質(カドヘリン、カテニン)の抗体を使用して免疫組織学染色を行った。その結果、後発白内障水晶体成分では蛋白質解析でビメンチン、アクチンを含む高分子量領域のバンドの減少がみられた。免疫組織染色において、クリスタリンの合成異常、α-平滑筋アクチンの発現が認められ、後発白内障発生との関与が予想された。また、セルカルチャーインサートを使用した実験的後発白内障作成システムを開発し、各種眼内レンズの素材と形状の違いで、水晶体上皮細胞の発育・伸展状態が異なり、後発白内障発生機序解明や予防法開発に対する有用性を示唆し、報告した。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松島 博之, 他4名: "後発白内障水晶体の蛋白質解析"あたらしい眼科. 19・4. 489-492 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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