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Muller細胞に存在する神経伝達物質受容体の検討

研究課題

研究課題/領域番号 13771043
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関北里大学

研究代表者

嶺井 利沙子  北里大学, 医学部, 助手 (90327338)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード網膜 / ミュラー細胞 / 神経伝達物質受容体 / ドパミン / 細胞内カルシウム濃度 / グルタミン酸素受容体 / ダイシハーベイン / 細胞内カルシウムイオン濃度測光
研究概要

網膜グリア細胞であるミュラー細胞にさまざまな神経伝達物質受容体が存在することが既に報告されているが、その機能は未だ明らかではない。今回、培養ミュラー細胞におけるドパミンD1受容体の有無を細胞内カルシウムイオン濃度測定することにより検討し、以下の成果を得たので報告する。
培養ミュラー細胞におけるドパミンD1受容体アゴニスト投与における細胞内カルシウムイオン濃度測光:成熟白色家兎網膜よりミュラー細胞の単独培養を行い、ドパミンD1受容体アゴニスト投与前後の細胞内カルシウムイオン濃度を、Fura-2を指示薬とした解析を行ったところ、濃度(10^<-6>〜10^<-3>M)依存性に細胞内カルシウムイオン濃度上昇が生じ、その反応は、カルシウムイオン非存在下では抑制された。また、ドパミンD1受容体アンタゴニスト存在下では反応細胞(カルシウムイオン濃度が上昇した細胞)率のみならずカルシウムイオン濃度上昇率も抑制された。また、培養ミュラー細胞にはL型カルシウムイオンチャネルが存在することがすでに報告されており、L型カルシウムチャネルブロッカー(塩酸ジルチアゼム)存在下でも同様に反応をおこなった。しかし、L型カルシウムチャネルブロッカー存在下ではその反応は抑制されなかった。以上より、培養ミュラー細胞にはドパミンD1受容体が存在することが示唆された。さらに、他の受容体との相互関係を明らかにしていくことにより、ミュラー細胞に神経保護作用が明らかにされると考えられ、現在検討中である。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 嶺井 利沙子: "Dopamine D1 receptor on cultured Muller cells"Vision Forum 2002:the 6th meeting Proceedings. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Risako Minei: "Effects of a New Excitofonic amino acid, Dysiherbaine, on culutre Muller cells"Jan J Ophthalnol. 46(in press). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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