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角膜実質のコラーゲンゲル収縮抑制作用を示すSPARCの活性ペプチドの決定

研究課題

研究課題/領域番号 13771055
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関近畿大学

研究代表者

日比野 剛  近畿大学, 医学部, 講師 (60288917)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード角膜創傷治癒 / コラーゲンゲル収縮 / SPARC
研究概要

SPARCは角膜実質の創傷治癒過程に出現する糖蛋白質で角膜実質の瘢痕収縮に関与すると考えられている。SPARCはin vitroにおける角膜実質の瘢痕収縮モデルである角膜実質細胞のコラーゲンゲル内培養においてコラーゲンゲル収縮を促進させる。このSPARCの作用の活性ペプチドを同定する目的で種々のSPARCの活性ペプチドを用いて、角膜実質細胞のコラーゲンゲル収縮作用を検討した。その結果、IV領域のペプチド4.2a(TCDLDNDKYIALEEWAG)、4.2a'(TCDLDNDKYIALDEWAG)に角膜実質細胞のコラーゲンゲル収縮に対する抑制効果が存在することが確認された。その後、このペプチド配列を元にしてコラーゲンゲル収縮抑制作用を持つ最小のペプチド配列を検討した結果、TCDL(254-257)およびTCDLDNDK(254-261)にコラーゲンゲル収縮抑制活性を認めた。特にTCDLは4個のアミノ酸配列のみで生理活性を持つことが明らかとなった。以上のことから、SPARCのアミノ酸配列の一部に角膜実質細胞のコラーゲンゲル収縮を抑制作用を有する部位が存在し、4個のアミノ酸で構成されるペプチドTCDLであることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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