1. 皮弁用酸素化血液循環装置の作成 他の動物実験で使用された新生児開心術用小型人工肺、人工透析装置で使用されているローラーポンプヘッド他を用いて皮弁用酸素化血液循環装置を作成した。 2. 予備実験 ビーグル犬3匹を実験に使用した。各々を全身麻酔下に置き、両側有茎の鼠径皮弁、伏在皮弁を作成した。各皮弁の主要栄養血管を7から14日目に切離して、皮弁全体が母床からの新生血管のみで栄養される時期を観察した。生着面積については、各皮弁を写真撮影しパソコンに画像を取り込んだ後で、算出した。 3. 実験 ビーグル犬2匹を実験に使用した。各々を全身麻酔下に置き、予備実験と同様の方法で遊離皮弁を作成した。本実験の計画・方法に基づき、皮弁用酸素化血液循環装置を皮弁の動静脈および実験動物の静脈2本と連結し経時的に観察している。一時的に回路を遮断した状態での皮弁色および退色反応の観察、血流量を測定している。
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