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歯科用金属による難治性皮膚疾患の発症機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13771174
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

寺野 元博  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (90264259)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード金属アレルギー / 発汗 / 掌蹠膿疱症 / コンダクタンス / 活動電位 / ストレス / 感覚神経
研究概要

1.実験系の確立
平成13年度に行った実験により,手掌の汗腺の活動電位の測定で,発汗によるコンダクタンスを測定する装置(Bioderm)では,刺激後の反応開始時間や反応終了時間の特定が困難であったため,平成14年度に新たに設備費にてバイオアンプ(バイオリサーチ社製ML132一式)を購入し,手掌の活動電位を測定し,発汗によるコンダクタンスと比較した.
実験方法
Biodermの電極は左手指に,EMG電極を左手掌に装着した.EMG電極は双極電極を用い,正極と負極の間は約5cmとし,アースは手首とした.測定は座位にて安静にしてもらい,左手は肘から先を机の上に置き,測定中は腕や手を動かさないようにさせた.
実験結果
安静時,左手指のコンダクタンスは平均5μmho,左手掌の活動電位は平均13μVであった.刺激直後,手掌の活動電位は,平均17μV,周波数20Hz,最大振幅43.25μVの波形を約2秒間観察した後,0.5秒で120μV下がり,この時点より,左手指のコンダクタンスが上昇を始めた.その後,手掌の活動電位は,1.5秒で400μV上昇し,1.8秒で450μV下降した.この時点で,左手指のコンダクタンスは最大となり,約10μmhoを記録した.刺激後,約10秒で手掌の活動電位は,安静時に戻ったが,左手指のコンダクタンスは安静時まで回復していなかった.単一の刺激を与えると,手掌の活動電位は,振幅の差はあるにせよ,ほぼ同等の波形を記録できた.このことより,手掌の活動電位の測定で筋肉ではなく,皮膚の反応が観察できる事が分かった.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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