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金属アレルギーの新しい検査法の開発-唾液中の抗体による感作関与蛋白質の同定とその利用-

研究課題

研究課題/領域番号 13771175
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

南 二郎  長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (80304955)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード金属アレルギー / 唾液 / 有機酸 / 蛋白質
研究概要

金属塩を培養液に投与するという条件で培養できる正常ヒト表皮細胞の文献検索を行った。正常ヒト表皮細胞の樹立を予定していたが検体が得られず、細胞の分離、培養はできなかった。
そこで口腔内の環境を考え、歯肉由来の表皮細胞(ケラチノサイト)の分離、培養を目的にし、患者に十分にインフォームドコンセントを行ったあと、抜歯後廃棄される歯牙に付着した歯肉片を利用し、ケラチノサイトの樹立を検討した。下顎第3大臼歯抜歯時に切除した歯肉片からの分離、培養を試みた。実験には発赤、腫脹などの炎症症状のみられない、臨床的に正常な歯肉から採取したものを使用することとした。抜歯後の歯肉片をリン酸緩衝液で洗浄し、不要な付着組織を除去し、1〜2mm角の大きさに程度に細切りし、その3〜4個ずつをディッシュ上に置き、37℃、5%炭酸ガス-95%空気混合、100%湿度のインキュベーターに1晩放置した。新鮮な培養液を加えたあと3〜4日おきに培養液を交換し、培養を行い、細切りにした歯肉片より増殖を開始した細胞がディッシュの底面にコンフルエントな状態なった時点で継代操作を行い、細胞株を得ることができた。培養液には基礎培地にMCDB153を用いた無血清培地を利用した。
今後は同様な方法にて歯肉由来のケラチノサイトを樹立し、この細胞を用いて塩化水銀、塩化ニッケル溶液を所定の濃度になるように培養液で調整し、金属塩の細胞毒性による影響を考慮し、細胞培養が可能な最適濃度を検討後、金属誘導性の蛋白質を誘導させることを検討している。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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