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顎機能と聴覚系機能との関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13771190
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

伊藤 誠康  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (80307876)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード聴覚 / 顎機能 / TENS
研究概要

I.目的
経皮的電気神経刺激(以下,TENS)は顎関節症の理学療法の一手法として咀嚼筋群のリラクゼーション効果,疼痛緩和効果があるとされている.
一方,三叉神経第三枝の鼓膜張筋,口蓋帆張筋の神経支配,さらに三叉神経節から内耳血管系への投射,三叉神経節と蝸牛神経核,上オリーブ核との神経接続が確認されている.そうした背景から,聴覚機能評価により顎機能異常と聴覚系機能との関連が次第に鮮明されつつある^<1)>.しかしながら,TENSによる咀嚼筋リラクゼーション効果による聴覚系機能への影響は明らかではない.
本研究はTENS(マイオモニター)による聴覚系機能への影響を検討した.
II.方法
被検者は耳疾患の既往のないTympanogramA型の成人14名28耳を対象とした.マイオモニターで40分間刺激を行い,聴覚系機能の評価はTympanogram(以下,TM)と耳小骨筋反射(以下,SR)の波形潜時L1,および蝸牛機能評価として歪成分耳音響放射(以下,DPOAE)を用いて聴覚系機能への影響の有無を検討した.
III.結果と考察
TMでは有意な変動は認められなかった.SRではL1の延長が認められた.DPOAEでは1250HzのDPレベルの低下が認められ,顎機能異常と耳症状との神経的な関連の検索の可能性が示唆された.
IV.文献
1)小林義典,松本敏彦,石上恵一ほか.咬合と全身の機能との関係.補綴誌40:1-23,1996.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊藤誠康 他: "経皮的電気神経刺激(TENS)が聴覚系機能に及ぼす影響"日本補綴歯科学会雑誌. (印刷中).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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