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テロメラーゼ活性阻害剤による頭頸部扁平上皮癌治療の可能性について

研究課題

研究課題/領域番号 13771236
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

平田 量哉  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (80308311)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードAZT / テロメラーゼ / 扁平上皮癌 / テロメア
研究概要

1.In vitroにおけるAZTが扁平上皮癌細胞に与える影響について
1)細胞株の細胞増殖能に与える影響について.
AZT最終濃度は2μMとして1カ年継代培養した.AZT添加培養を始めた時点では培養開始後24時間で1.2倍に増殖し,48時間で4倍,72時間で9倍となった.AZT非添加群でも添加群と同様の増殖曲線を示し,有意差を認めなかった.1年の継代培養後も細胞増殖に変化を認めていない.
2)細胞株の寿命に与える影響について
AZT添加群,非添加群とも細胞増殖率に差はなく,Doubling time, G1 arrest, Apoptosisに有意の差は見られなかった.
3)Telomerase活性の減弱とTelomere長の相関について
(1)Telomerase活性の変化は,TRAP法による測定ではAZT添加培養細胞に本活性の減弱,または消失が見られた.
(2)Telomere長の変化は,培養における各細胞がhetergenecityが高く,1カ年という短い継代培養期間の事もあり,テロメア長の短縮傾向は見られたが有意の差はなかった.さらに培養継代を続ければ統計的に差のあるtelomere長の短縮が見られると考えられる.最近では,継代培養を続けるうちに細胞はAZT耐性となり,これについても検討するべきであろうと考えられる.
2.In vitroでのAZT投与による抗腫瘍効果,生存率の延長について.
1)Balb/c nu nuマウスにおけるin vivoでの検討の結果,有意な腫瘍発育抑制効果は見られなかった.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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