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顎関節症における活性酸素の役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13771238
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

河合 良明  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (00333154)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード顎関節 / 活性酸素 / 酸化ストレス / ESR / ラット / in vivo
研究概要

平成14年度
本研究は、昨年度に引き続き、非侵襲的に生体内酸化ストレスを評価可能なin vivo (L-band ESR)を用い,生体に投与したニトロキシルスピンプローブが,酸化ストレスの産生亢進により還元を受け減衰する原理を応用し,関節領域に存在する酸化ストレスの評価をin vivoで測定可能であるか否かを検討し、今回さらにより臨床に近い研究として3D立体画像として関節腔に加わる酸化ストレスの分布を評価できるか測定を行った。【方法】顎関節炎モデルラット作製として,各種炎症性サイトカイン(IL-1β,TNF-α;1×10^7 IU)をそれぞれ,片側顎関節に注射し,顎関節炎を誘発したラット(関節炎群)を用いた。コントロール群として生理食塩水を注入したラットを用いた。スピンプローブ剤として3-carbamoyl-2,2,5,5-tetramethylpyrrolidine-1-yloxy(C-PROXYL;140mM)を尾静脈より投与し,関節領域でのC-PROXYLの減衰速度をL-band ESR法により測定した。また、関節腔の3D立体画像の検出を行うためC-PROXYLを直接顎関節腔内に注入し測定を行った。【結果】顎関節領域のC-PROXYLの信号強度が示した代謝動態は2コンパートモデルを示した。顎関節炎群においてコントロール群と比較し,C-PROXYLの減衰速度の亢進が観察され,in vivo L-band ESR法により顎関節炎ラットの関節領域における酸化ストレスの亢進を確認した。【考察】滑液解析の研究では滑液採取のために関節腔内の穿刺が必要とされるが、今回の研究から、関節穿刺による疼痛刺激や恐怖心がなく,関節周囲の活性酸素分布画像のイメージング解析することにより関節内の酸化ストレスレベルを分かりやすく計測し日々の臨床に役立てることが可能であることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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