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唾液腺癌の浸潤・転移抑制メカニズムにおける細胞周期チェックポイント機構の役割

研究課題

研究課題/領域番号 13771250
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

前田 顕之  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (70333242)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード腺様嚢胞癌 / 唾液腺管癌 / 腺房細胞癌 / p53 / cyclin-dependent kinase inhibitor / 腺用嚢胞癌
研究概要

唾液腺癌は高悪性度から低悪性度の腫瘍が存在する。なかでも腺様嚢胞癌および唾液腺管癌は局所浸潤性が強く、高率に遠隔転移をきたす。一方、腺房細胞癌は予後良好とされ浸潤能、転移能は低い。
本研究では腺様嚢胞癌を中心として唾液腺管癌、腺房細胞癌における細胞周期チェックポイント機構において重要な役割を演じている遺伝子やその産物を細胞周期の正と負の両面から検索・解析し、腫瘍細胞の特異性を明らかにすることにある。
研究材料は手術より得られた10%ホルマリン固定パラフィン包埋組織切片、32例であり、腺様嚢胞癌30例、唾液腺管癌1例、腺房細胞癌1例を対象とした。癌抑制遺伝子であるp53蛋白の発現は腺様嚢胞癌12例、唾液腺管癌1例に陽性であり、腺房細胞癌では認められなかった。p53蛋白の発現と予後に関連性は認められなかった。
細胞周期抑制因子であるp16、p21およびp27蛋白の発現は頸部リンパ節転移陽性例において有意に低下していた。細胞増殖能の評価に用いた抗ki-67抗体における陽性細胞率は、細胞周期抑制因子との間に関連性は認めなかった。
唾液腺癌における細胞周期抑制因子の検討は、頸部リンパ節転移の指標となる可能性が考えられ、また腫瘍の悪性度は発生部位が腺管部分に近づくにつれて増加し、腺房に近くなるにつれて低下する可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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