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乳歯由来線維芽細胞におけるニューロトロフィンの機能的役割

研究課題

研究課題/領域番号 13771298
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

白數 慎也  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (20330144)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード線維芽細胞 / ニューロトロフィン / IGF-I / IGF
研究概要

線維芽細胞増殖因子は線維芽細胞の増殖に深く関与していることが知られている。しかしながら、線維芽細胞においてニューロトロフィンのような他の成長因子における影響を見たものは少ない。本研究の目的は線維芽細胞の増殖におけるニューロトロフィンNGF,BDNF,NT-3およびIGF-Iの影響を検討するものである。さらに我々はBSOおよびビンクリスチンによる線維芽細胞へのアポトーシスに対するこれら4つの成長因子の影響を検討した。10%FBSを含んだ培地においてNGFは48〜72時間反応させたが30nMまでの濃度で細胞の増殖率に変化は見られなかった。血清を含まない培地においてもNGFは細胞の増殖率に変化を与えなかった。BDNFおよびNT-3も同様に細胞の増殖率に変化は見られなかった。対照的に、IGF-Iは血清を含まない培地において48時間と72時間反応後ではIGF-Iの濃度依存的に細胞の増加が認められた。血清のある状態では48時間後において細胞の増加が認められたが72時間後では変化は認められなかった。また、BSOを反応させることにより線維芽細胞のグルタチオンが洞渇し、細胞死が引き起こされた。さらに、抗癌剤であるビンクリスチンにおいても線維芽細胞の細胞死を引き起こした。血清のない状態でIGF-Iのみビンクリスチンによる線維芽細胞の細胞死を抑制した。しかしながら、血清のある状態ではビンクリスチンあるいはBSOによる線維芽細胞の細胞死に全ての薬物は変化を与えなかった。これらの結果はNGF,BDNFおよびNT-3は線維芽細胞の増殖に変化をおよぼさないが、IGF-Iは増加させることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山尾雅朗, 白敷慎也, 大東道治: "線維芽細胞増殖能に対するインスリン様成長因子およびニューロトロフィンの影響"小児歯科学雑誌. 41巻・5号(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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