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モード解析を用いたインプラントの骨結合の経時的な観察

研究課題

研究課題/領域番号 13771303
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

尾澤 昌悟 (尾澤 昌吾)  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (50323720)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードインプラント / 動物実験 / 骨統合 / モード解析 / 振動解析 / オッセオインテグレーション
研究概要

本年度においては,チタンインプラントを日本白ウサギの脛骨に埋め込み,一定の治癒期間のあと,骨との結合状態をモード解析する目的で,in vivo,ex vivoに於いて計測を行った.計測には,インパクトハンマー及び加振器を用い加振して得られた応答信号を,レーザードップラー受信機で検出し,FFTアナライザでその伝達関数を記録した.その後,過度応答シミュレーションを行い,骨,インプラント各部位の最大振幅と減衰率を計算した.In vivoの計測では,実験動物の固定が難しく,振動伝達の検出誤差が大きかったので,各検出点からの伝達関数を統合するカーブフィットが収束せず,その後のシミュレーションを行うことができなかった.一方,ex vivoで脛骨のみをとりだして計測したサンプルでは,シミュレーションの結果,治癒期間をおかなかった対照と較べて,最大振幅で有意に小さく,減衰率でも有意に小さい値が観察された.このことは,インプラントが骨と結合することで,振動学的にも強固で緩みの少ない構造体に変化したことを示唆する.この結果の一部は,平成14年10月3日から5日まで,沖縄で開催された,第5回国際顎顔面リハビリテーション学会および第19回目本顎顔面補綴学会学術大会で発表した.
以上の研究結果より,インプラントの骨結合を振動学的検査方法によって,非破壊的に検索できることが判明した.今後は装置の小型化と臨床での応用のための工夫が必要と思われる.

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ozawa S. et al.: "Vibratory analysis of implant-bone integration in rabbit tibia"顎顔面補綴. 25巻2号. 140 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ozawa, et al.: "vibratory Characteristics of inaminate mandible with an implant supported bridge"J. Dent Res.. 81 1ssA. A-59 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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