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レクチンを発現するユニークな樹状細胞亜集団の免疫系における重要性

研究課題

研究課題/領域番号 13771377
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関東京大学

研究代表者

伝田 香里 (傳田 香里)  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (00313122)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード樹状細胞 / マクロファージ / C型レクチン / 抗原取り込み / 抗原提示 / 糖鎖
研究概要

本研究は、ガラクトース/N-アセチルガラクトサミン(Gal/GalNAc)特異的マクロファージC型レクチン(MGL)を発現する樹状細胞が、免疫応答を制御しうる新たな樹状細胞亜集団であるのかを明らかにすることを目的としている。
これまでに、マウス骨髄細胞より分化誘導した未成熟樹状細胞にはMGLが発現し、この骨髄細胞由来未成熟樹状細胞には、GalNAcの付加した蛍光標識またはビオチン化標識ポリマーが、カルシウム依存的かつ、GalNAc特異的に結合し、細胞内に取り込まれることを明らかにしている。また、取り込まれた抗原が、細胞内でMGL、MHC classII、LAMP-1と共局在したことから、MGLが抗原の取り込みを介して、抗原提示に関わるのではないかと考えられた。
本年度は、MGL陽性樹状細胞におけるMGLの機能の解析として、MGLが抗原提示に関与するかどうか検討した。
MGLに対するモノクローナル抗体LOM-14(ラットIgG2b)が、マウス骨髄細胞由来未成熟樹状細胞に結合し、細胞内に取り込まれることをフローサイトメトリーにより明らかにした。あらかじめモノクローナル抗体LOM-14を結合させた後、一晩培養した骨髄細胞由来樹状細胞樹状細胞と、ラットIgGで免疫したマウスのリンパ節由来T細胞との共培養を行い、T細胞増殖試験を行った。モノクローナル抗体LOM-14を取り込ませていない樹状細胞と共培養した場合に比べ、モノクローナル抗体,LOM-14を取り込ませた樹状細胞と共培養したT細胞は高い増殖活性を示した。この結果より、未成熟樹状細胞上のMGLは、抗原を取り込み、抗原特異的T細胞への抗原提示に関わることが示された。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Denda-Nagai et al.: "Macrophage C-type lectin on bone marrow-derived immature dendritic cells is involved in the internalization of glycosylated antigens"Glycobiology. 12(7). 443-450 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] K.Denda-Nagai, et al.: "Macrophage C-type lectin(MGL) on bone marrow-derived immature dendritic cells is involved in the recognition and internalization of glycosylated antigens"Glycobiology. 11(10). 890-890 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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