研究課題/領域番号 |
13771404
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
川崎 清史 国立感染症研究所, 細胞化学部, 主任研究官 (60270641)
|
研究期間 (年度) |
2001 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | ミトコンドリア / カルジオリピン / ホスファチジルグリセロール / リン脂質 / 遺伝子生化学 |
研究概要 |
ニワトリBリンパ球細胞株DT40は高頻度に相同組み替えを起こす、高等動物細胞では唯一の、細胞株である。この細胞株はゲノムと相同な配列を持つ外来DNAがランダムインテグレーションとほぼ同じ比率で相同組み替えによってゲノムに組み込まれる特徴を有する。このためにDT40には遺伝子ノックアウト株を容易に作製できる利点があり、実際に多数の遺伝子欠損株が樹立されている。さらにコンディショナル変異株の作成もできるので細胞レベルで致死となる遺伝子ノックアウトも可能である。従って、目的遺伝子のニワトリゲノムクローンが得られればこの細胞株から遺伝子欠損株の作製が可能である。そこで、DT40株を利用したカルジオリピン合成酵素遺伝子欠損株の作成を開始した。ニワトリゲノムからCL合成酵素遺伝子の候補遺伝子を単離し、ターゲッチングベクターを作成した。そして、DT40株にこのベクターを導入してゲノムに組み込まれた株を約60クローン分離してサザンブロット法により目的部位に組み込まれたか否かを解析したが、現在のところターゲッチングに成功した株はえられていない。もっと広い範囲のニワトリゲノムクローンがターゲッチングには必要である可能性がある。
|