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エキシマー蛍光誘導体化によるビスフェノール類に高選択的な簡易定量法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13771424
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境系薬学
研究機関福岡大学

研究代表者

吉田 秀幸  福岡大学, 薬学部, 助手 (20301690)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードエキシマー蛍光 / 蛍光誘導体化 / ビスフェノールA / 環境ホルモン / ほ乳びん / 高選択的分析 / ピレン / 蛍光誘導体化法
研究概要

昨年度に引き続き,エキシマー蛍光誘導体化によるビスフェノール類の分析についての検討を継続し,完結するとともに,他のフェノール類分析への展開について予備検討を行い,以下の成果を得た。
1.実試料中ビスフェノールAの分析
昨年度構築した,ビスフェノール化合物についての簡便,高感度かつ高選択的なエキシマー蛍光誘導体化-HPLC法の有用性を実証するため,実試料中ビスフェノールA(BPA)分析を行った。
ポリカーボネート樹脂(BPAを原料とする樹脂)製品から溶出してくるBPAの定量を行ったところ,本誘導体化法と簡便な前処理操作との組合せで未使用・未洗浄のポリカーボネート製ほ乳びんから極微量のBPAの溶出が確認された。それらの定量値は,従来法から得られた結果と良く一致していた。一方、PBAを原料としないガラス製ほ乳びんからは,その溶出は全く認められなかった。
これらのことから,本法が簡便かつ高感度な実試料分析に極めて有用であることが確認された。
2.他のフェノール類の分析に向けての展開
エキシマー蛍光誘導体化法を他のフェノール化合物の分析に展開するため,予備検討を行った。
検討を行ったカテキンやレスベラトロールのようなポリフェノール類,カテコールアミン類やその前駆物質あるいは代謝物,さらにはセロトニンのような5-ヒドロキシインドールアミン類等がエキシマー蛍光誘導体化-HPLC法により,高感度かつ高選択的に分析できることが確認された。
以上,エキシマー蛍光誘導体化の活用によりビスフェノール化合物に対する極めて有用な分析法を構築するとともに,他のフェノール関連化合物の分析に向けた新たな橋頭堡を確保することができた。

報告書

(2件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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